桜から始まる循環の輪
BELLUSTAR TOKYOが実践する、ラグジュアリーホテルならではの
サステナビリティ
桜から始まる循環の輪
BELLUSTAR TOKYOが実践する、ラグジュアリーホテルならではのサステナビリティ

“宿泊するだけの場所”から、“お客さまや地域とともに未来を共創する場所”へ――。
BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotel(以下、BELLUSTAR TOKYO)が注力しているのが、サステナビリティ推進です。
春に館内を彩った桜の花と枝を桜染めの材料として活用する“桜アップサイクルプロジェクト”や、バスアメニティボトルの水平リサイクルなど、幅広い取り組みを通じて、持続可能な社会の実現を目指しています。
その中心的な役割を担っているのが、BELLUSTAR TOKYOのさまざまな部門のアソシエイツ(注1)が参加する“サステナビリティ委員会”です。委員会メンバーの声を通じて、BELLUSTAR TOKYOらしさ溢れる、サステナビリティ推進の取り組みについてご紹介します。
(注1)東急ホテルズ&リゾーツでは社員を「アソシエイツ」と呼んでいます。
“地球”“まち”“ひと”にやさしいホテルを目指して
BELLUSTAR TOKYOを運営する東急ホテルズ&リゾーツは、“地球にやさしいホテル・まちにやさしいホテル・ひとにやさしいホテル”という3つのサステナブル方針と、“脱炭素・循環型社会”“まちづくり”“安全・安心”“居心地”“ひとづくり”“企業統治・コンプライアンス”という6つのサステナブル重要テーマを掲げ、事業活動を通じてさまざまな課題解決に取り組んでいます。
2015年に国連サミットでSDGsが採択されて以降、ホテル業界では、アメニティのミニボトル撤廃や環境配慮型素材への切り替えなどが推進されてきました。2023年5月に開業したBELLUSTAR TOKYOにおいても、“地球・まち・ひとにやさしい”という視点を深く認識しながら、独自のサステナビリティ推進に注力しています。“BELLUSTAR TOKYOらしさ”へのこだわりについて、サステナビリティ委員会の指揮を執る管理部支配人の永田はこう語ります。

永田「BELLUSTAR TOKYOはインバウンドのお客さまが多く、サステナビリティへの関心が高い傾向があります。多様性に溢れた東京・新宿という地域の特性を活かしてホテルとしてどうあるべきか、どんな貢献ができるか、さまざまなアイデアを議論しながら、取り組みにつなげています」
組織横断で活発に議論を重ねる“サステナビリティ委員会”
サステナビリティ委員会が日々の取り組みを進める上で重視していることが“多様性”です。
委員会のメンバーは、BELLUSTAR TOKYOと姉妹ホテル HOTEL GROOVE SHINJUKU, A PARKROYAL Hotel (新宿東急ホテルズ)のアソシエイツで構成され、組織、役職、年代などを問わず垣根を越えて、多様な視点からアイデアを出し合っています。委員会の体制は、東急ホテルズ&リゾーツの3つのサステナブル方針に基づき、"地球にやさしいホテルチーム""まちにやさしいホテルチーム""ひとにやさしいホテルチーム"という3つのチームで編成されています。
両ホテルそれぞれに独自の異なる魅力があります。ホテルブランドに基づいて各ホテルが個別に行う取り組みや、“新宿東急ホテルズ”として共同で実施する企画など、幅広い活動を行っています。

永田「"地球にやさしいホテルチーム"は環境認証の取得やグリーンコイン制度(注2)の実施、"まちにやさしいホテルチーム"は地域の清掃活動やイベントへの参加、"ひとにやさしいホテルチーム"はTokyo Prideへの出展や多様な人材の採用、働きやすい職場づくりなど、活動内容は多岐にわたります」
(注2)グリーンコイン制度とは、お客さまがご宿泊時に対象となるアメニティをご使用にならなかった場合、備え付けのグリーンコインをレセプションにお持ちいただき環境保全活動の基金とします。
サステナビリティ委員会のメンバーは月に一度定例ミーティングを行い、日々の業務と両立を図りながらアイデア出しや企画立案に取り組んでいます。
宿泊部門の金田とレストラン部門の田中は、ともに"まちにやさしいホテルチーム"の一員として、NPO法人グリーンバードが新宿歌舞伎町エリアで行っている清掃活動への参加を提案するなど、委員会活動に積極的に取り組んでいます。

金田「サステナビリティ委員会の活動を通じてSDGsやDE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)への理解が深まり、視野が広がっていることを実感しています。普段は異なる業務を担うアソシエイツが集まり、意見を交わすなかで、多様な価値観や考え方を学んでいます」

田中「委員会の活動で培った“課題に気づく力”や“社内外の方を巻き込み、ともに解決へと動き出す力”を、業務でも活かしていきたいと考えています」
2024年の発足以来、委員会の活動はアソシエイツの間でも認知度が高まり、委員会メンバーが自発的にアイデアを出すだけでなく、さまざまな部門から業務中に気になったことや改善できそうなことなど、委員会活動のきっかけとなる声が自然と集まるようになったといいます。最近では『お客さまがホテルに置き忘れた傘や壊れた傘を再利用できないか』というアソシエイツの“声”を受けてサステナビリティ委員会は、傘を再利用するための仕組みづくりへと動き始めています。